電気もガスも水も自給!海外のオフグリッド型タイニーハウスを紹介
海外では、電気やガス、水まで自給できる、オフグリッド型のタイニーハウスを作り、実際に住んでいる方がいます。
(出典:ユーチューブ)
ライフラインをすべて自給
下の動画はオーストラリアのシドニーで、タイニーハウス暮らしをしているカップルを紹介したものです。(全編英語)
他のタイニーハウスと比べて、このタイニーハウスの大きな特徴は電気・ガス・水といったライフラインを自給していることです。
残飯からメタンガスを作る
(出典:ユーチューブ)
動画内でガスを生成する装置が登場しますが、人間や牛の排出物、さらに残飯を発酵させてメタンガスを生成できる装置です。
彼らが話していることを翻訳しましたが、残飯を1日に1~2リットル供給するだけで、1日分のガスが生成できます。
動画内で登場するメタンガス生成機は「HomeBiogas」という製品であり、アメリカで販売されています。
シャワーは太陽熱
真空管の太陽熱温水器を使って、温かいシャワーを浴びることができます。
記事「真空管式太陽熱温水器を比較」でも登場しましたが、真空管の温水器は従来の温水器に比べてかなり性能がよいことが特徴です。
動画で登場する方が、冬でも使えると紹介していますが、シドニーの気候と日本の気候は大きく違うので、注意が必要です。
シャワーは太陽熱
(出典:ユーチューブ)
真空管の太陽熱温水器を使って、温かいシャワーを浴びることができます。
記事「真空管式太陽熱温水器を比較」でも登場しましたが、真空管の温水器は従来の温水器に比べてかなり性能がよいことが特徴です。
動画で登場する方が、冬でも使えると紹介していますが、シドニーの気候と日本の気候は大きく違うので、注意が必要です。
電気は太陽光と蓄電池
(出典:ユーチューブ)
太陽光パネルを6枚設置し、1.86kWの電気を作っています。さらに、20kWの蓄電池をつなげることで、夜や雨の日も電気を使用できます。
なお、電気の自給自足については、記事「【動画で見る】太陽光発電だけで生活するのに必要な費用」で紹介しましたが、この記事のデータを参考にすると、シドニーのカップルは、太陽光パネルと蓄電池に、おそらく200万円程度かけていると思われます。
雨水で水を確保
(出典:ユーチューブ)
水は、屋根に降った雨水を、10,000リットル備蓄できるタンクに入れて確保しています。
ヨーロッパにおいて、1家庭が1日に使う水の量は150リットルなので、十分な量です。
オーストラリアでは干ばつがありますが、彼らはまだ体験したことがありません。
しかし、この家は移動できるので、湧き水が豊富な地域に引っ越して水を確保するかもしれません。