DIYで設置できる薪ストーブを比較
ネットで簡単に購入でき、そして薪ストーブ業者も取り扱っているDIYユーザー向けの薪ストーブを比較します。
スペックを比較
代表例はホンマ製作所とモキ製作所とノザキ産業の薪ストーブです。各社の薪ストーブの中から、二次燃焼が行え、暖房能力がほぼ同じ機種を比較しました。
ホンマ製作所 HTC-80TX |
モキ製作所 MD80Ⅱ |
ノザキ産業 2300型 |
|
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最大暖房能力 | 15,000kcal | 19,430kcal | 17,000kcal |
サイズ(mm) |
W680 D482 H691 |
W400 D620 H600 |
W513 D413 H698 |
本体重量 | 153kg | 70kg | 115kg |
薪の長さ | 45cm | 44cm | 40cm |
本体材質 | 鋳鉄 | 鋼板 | 鋼板 |
推奨する燃料 | 広葉樹 |
広葉樹 針葉樹 竹 |
広葉樹 |
煙突径 | φ150mm | φ150mm | φ150mm |
生産国 | 中国 | 日本 | 中国 |
価格 | 157,000円 | 205,200 円 | 70,000円 |
(価格は送料・税込み。楽天・Amazonの最安値を参考にしました。)
ホンマ製作所:最もユーザーが多い
ネットで探すと、DIYで設置している薪ストーブの中で、最も多いのはホンマ製作所が製造している薪ストーブです。
薪ストーブ日記のサイト管理人ように、薪ストーブ業者、つまり薪ストーブのプロがご自身の住宅にも設置するほど性能が優れています。
ただし、ネットではユーザーによって良い意見と悪い意見の両方に別れます。ホンマ製作所の鋳鉄ならびに鋼板製薪ストーブは中国製なので、同じ機種でも、品質に大きな差が生じているのでしょう。
ホンマ製作所は、鋼板製薪ストーブ「バルカン」シリーズや、(薪が横から投入できる)サイドローリング付きの鋳鉄製薪ストーブ「HTC」シリーズが人気です。
下の動画はバルカンAD-3000とAD-3600です。
そして、下の動画はHTC-80TXです。
モキ製作所:軽くて高温
モキ製作所が製造する薪ストーブは、他の薪ストーブとは大きく異なります。下の表はモキ製作所と他のメーカーとの違いです。
モキ製作所 | 他のメーカー | |
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本体が耐えられる温度 | 1,000度 | 400度 |
推奨する温度 | 800度 | 250度以下 |
推奨する木材 | 針葉樹・広葉樹・竹 | 広葉樹 |
重さ | 軽い | 重い |
モキ製作所は燃焼炉を製造している会社であり、ストーブ本体はメーカーいわく1000度まで高温になっても耐えられる仕様に製造されています。また、燃料に竹を使ってよいことも特徴です。
また、800度の高温燃焼により煙と灰が非常に少ないことがメリットです。
薪ストーブは100kgを超える製品が多く、配達は営業所止めになったり、フォークリフトの免許が必要だったりと大変でした。
しかし、モキ製作所のMD80Ⅱのように、本体重量が70kgと軽量につくられているので運搬しやすいメリットがあります。
一方、モキ製作所の薪ストーブは独特の仕様であり、使いにくいという声もあります。特に、超高温燃焼によって燃料が早くなくなるため、薪の投入量は多くなります。
ノザキ産業
ノザキ産業の薪ストーブは価格が非常に安いことが特徴です。同じ中国製のホンマ製作所のものに比べて、1/2程度の価格です。
一方、販売業者が少ないことがデメリットです。
よって、薪ストーブの入門機として導入したい人には向いているでしょう。