さいかい産業RS-miniとRS-4を比較
さいかい産業のペレットストーブRS-miniとRS-4を、カタログに載っていない情報で比較します。
RS-miniの特徴
私はさいかい産業のRS-miniを使用しています。私の経験とネットで調べた情報では、RS-miniのカタログには載っていない特徴は以下の通りです。
- 電気を使うペレットストーブの中で最も消費電力が低い
- 料理ができる
- ススがつきやすい
電気を使うペレットストーブの中で最も消費電力が低い
国内で販売されている電気を使うペレットストーブの中で、RS-miniはおそらく最も消費電力が低い製品です。
さいかい産業はRS-miniの消費電力を常時20Wと公表していますが、私が測ったところ常時15W以下でした。
(消費電力は10.2ワット)
料理ができる
RS-miniの天板はケトルや鍋を置くスペースがあります。ケトルに少量の水を入れて天板に置き、火力を強くすれば数十分後に沸騰します。
(画像ではわかりくいのですが、湯気が少し出ています。)
ペレットストーブみなかみ群馬によれば、RS-miniの天板温度は200度ちょっと手前(推定190度)まで上がるようです。よって、料理が可能です。
しかし、この温度はおそらく火力を最大にした場合であり、薪ストーブのように天板が200度以上にならないので、IHクッキングヒーターのように使うのは難しいでしょう。私は料理をする際にRS-miniを使用していますが、弱火といった感じです。
ススがつきやすい
ペレットストーブの内部の炎が消えると、ススで前面のガラス窓が真っ黒に汚れるため、毎日掃除が必要です。
RS-4の特徴
ネットで調べた情報では、さいかい産業のRS-4のカタログには載っていない特徴は以下の通りです。
- ススがつきにくい
- 350度まで高温になる
- 料理には向いていない
ススがつきにくい
販売当初のRS-4はススがつきやすくてガラス窓が曇りやすいデメリットがありました。
しかし、愉快なダルメシアン男前のMINI「RS-4に追加したエアカーテンの威力」で紹介されていますが、エアカーテンが搭載されてから、ススがつきにくくなりました。
350度まで高温になる
愉快なダルメシアン「さいかいのペレットストーブ RS-4 で焼き芋を作ってみた!」に紹介されていますが、ペレットストーブの天板が350度近くに達するほど、RS-4は火力を高温にできます。
ただ、高温になればなるほどペレットストーブ本体が故障しやすくなるので、250度以下に抑えておいた方がいいと思います。
料理には向いていない
また、RS-4の天板は鋳鉄製です。鋳鉄は水滴が吹きこぼれると急激な温度変化で割れるため、料理には使えません。RS-4の天板の表面が凹凸になっているのはわざと料理がしにくくするためだと思います。
共通の特徴
RS-miniとRS-4、両製品の共通の特徴は以下の通りです。
- 意外とうるさい
- タイマー機能など電子機能が使えな
意外とうるさい
ペレットストーブは温風ファンが搭載されていないため、動作音は静かと聞いていたのですが、意外とうるさいです。
iPhoneアプリで騒音測定すると40デシベル程度であり、さいかい産業の公表値通りなのですが、冷蔵庫とエアコンを合わせたような音が常にします。
(ただ、ファンのおかげで故障しにくいのも事実です。)
静かなペレットストーブを使いたい場合は、朝まで暖かいペレットストーブはコレで紹介している、ライカの製品が向いていると思います。
また、薪ストーブは非常に静かなので、ペレットストーブの音が嫌な方は薪ストーブの方が向いているでしょう。
タイマーなど電子制御機能が使えない
薪ストーブと比べた時、ペレットストーブの売りであるタイマーやクリーニング、自動着火などの電子制御機能が、さいかい産業のペレットストーブに使えないことは大きなデメリットです。