室内暖房用ロケットストーブの実例集と製作費用
室内暖房用ロケットストーブは様々なタイプが製作され、ネットや書籍で紹介されています。その中から、製作費用がわかっているものを紹介します。
ヒートベンチ、ペチカ、4万円のもの・・様々なタイプがある
著書「DIYで楽しむ 手作りストーブの本」では、様々なロケットストーブの特徴や設計図、材料費、製作期間が紹介されています。
この書籍の情報をもとに、タイプ別の制作費用を紹介します。
温水機能付き
下は傍嶋飛龍氏が製作した、温水機能付きのロケットストーブです。
(出典:傍嶋飛龍のブログ「ロケットストーブ その32 更なる進化ロケットストーブ温水システム実験2」)
ロケットストーブの天板の熱を使ってフレキシブルパイプを温め、お湯をつくる仕組みになっています。
材料費:4万円
製作期間:2年(現在の進行中)
コンパクト
下は玉置泰三氏が製作した、U字溝を使ったコンパクトなロケットストーブです。
(出典:ロケットストーブマニア)
詳しい製作費用については室内暖房用ロケットストーブの製作費用で紹介しましたが、ロケットストーブ本体部分は約1.5万円で製作できます。
材料費:6万円
製作期間:2年
ヒートベンチタイプ1
下は中嶋竜一氏と蔵田直樹氏が製作した、ドラム缶とレンガを使ったヒートベンチタイプのロケットストーブです。
(出典:那須野が原 生きものネットワーク「ロケットストーブを見学に行きました。」)
材料費:12万円
製作期間:約3ヶ月(実働1ヶ月)
ヒートベンチ2
下はI氏が作成した、ロケットストーブとヒートベンチを融合したものです。
(出典:八ヶ岳むらはま工房の北欧ログハウスな日々「ロケットストーブ見学(キッチンオハナさん)」)
写真では(左上部の)赤いヒートベンチが一部しか写っていませんが、実際には写真に写っていない部分を合わせると6メートルの長さがあります。
ロケットストーブは配管を水平方向に10メートルまで伸ばせるので、設計上は問題ありません。
材料費:約60万円(ストーブ本体は2万円)
製作期間:約1年半
薪ストーブ+ヒートベンチタイプ
下は堀宏道氏が1,000個以上のレンガを使って製作した、ロケットストーブ+薪ストーブ+ヒートベンチの融合型です。
(出典:笑ってはいけない、これがロケットストーブだ)
(写真手前の)薪ストーブで薪を炊いて煙突への上昇気流を起こした後、ロケットストーブに点火します。
材料費:約30万円
製作期間:約3ヶ月
ペチカタイプ
下は片山浩二氏が製作したペチカタイプのロケットストーブです。
(出典:建築工房 藁「ロケットストーブと薪ストーブ」)
材料費:10万円
製作期間:約1ヶ月