プロゲーマーの練習時間は長すぎ!むしろ逆効果
1日10時間以上練習するプロゲーマーが多数いる中、近年のスポーツ科学では、練習時間が長すぎると、むしろ逆効果になることが証明されています。
1日10時間以上練習するプロゲーマーたち
下の動画は、テレビ局がゲームで生計を立てる、いわゆるプロゲーマーたちを特集したものですが、選手たちは1日に10時間以上ゲームをプレイしています。
おそらく、練習時間が長ければ腕も上達すると考え、練習時間を長くしているのでしょう。
しかし、これは、最近のプロスポーツとは逆の流れです。
プロのサッカー選手の練習時間は1日2時間以内
例えば、400mハードルの日本記録保持者で、3度のオリンピックに出場した為末大氏の場合、練習は1日に長くて3時間、週5日だけやっていました。
為末大氏によると、長時間練習しても効果がなく、むしろケガのリスクが高まるため、長時間の練習は、逆効果になります。
連携プレイを主体とするサッカーでさえ、プロのクラブでは、合同練習は1日あたり1時間半~2時間しかなく、それ以外は自由行動です。
一般的なサッカークラブは、1週間の内、練習が5日、試合が1日、休みが1日といった日程を組んでいます。
最新のスポーツ科学では、週5日がベスト
為末大氏もプロサッカークラブも、週5日間の練習をしていますが、名古屋大学准教授でブラック部活動問題に詳しい内田良氏は、最新のスポーツ科学では、練習は週5日がベストであると述べており、毎日練習するのは非効率です。
プロ選手にとって、試合の成績を向上させるには、練習以外にも、食生活やメンタルトレーニングといった重要なことは多数あり、練習だけをするのは、むしろハイリスクな選択です。
いずれにせよ、プロゲーマーが誕生してからまだ歴史は浅いですが、今後は練習方法や練習時間が、プロスポーツのように変わっていくかもしれません。