吹き抜け天井の囲炉裏は寒い
家の天井が吹き抜けの場合、囲炉裏だけでは冬の寒さに耐えられません。対策は茅葺屋根にすることですが・・・
冬の寒さに耐えられない
私は囲炉裏にあこがれ、本やネットでいろいろな情報を調べてみました。
ヤマメ谷日誌「囲炉裏間での適切な暖の取り方ー試行錯誤編」で詳しく紹介していますが、家の天井が吹き抜けの場合、囲炉裏だけでは冬の寒さに耐えられません。
家の外から吹き抜けを通して伝わってくる冬の冷気に、囲炉裏の暖房能力では対抗できず、室内の温度が低くなるのです。
かといって、吹き抜け部分を塞げば家中煙だらけになります。また、燃料として薪を使用している場合は、天井にタールやススが付着して色が真っ黒になります。
対策は茅葺屋根だが
戦前の日本の暮らしでは、暖房として囲炉裏を使ってきましたが、茅葺屋根だったので室内の温度は暖かい状況でした。
茅葺により、熱は室内にたまる一方、煙は外に逃げていくことができます。つまり、茅葺は特殊な断熱材の役割を果たす効果があるのです。
しかし、現代の日本に茅葺屋根の住宅はほとんどなく、そもそも専門の職人がほとんどいません。しかも。通常の屋根から茅葺屋根に変える費用も数百万円かかります。
このサイトで何度も紹介している薪ストーブの場合、設置費用が1台あたり100万円程度なので、費用対効果で考えれば囲炉裏よりも薪ストーブの方がメリットが大きいかもしれません。