「道の駅」にあるEV用充電スタンドは普及の兆し
田舎の「道の駅」にEV(電気自動車)用充電スタンドを発見しました。道の駅にEV用充電スタンドを設置するメリット・デメリット、そして普及する可能性を考えます。
24時間365日無料で利用できる
国道432号線沿いの広島県三原市にある道の駅「よがんす白竜」に、急速充電と普通充電ができるEV用充電スタンドが設置されていました。
この充電スタンドをよく見るとカードやお金を入れるところがありません。それもそのはず、中国新聞アルファ「EV用充電器 道の駅に設置」によると、24時間無料で利用できます。この記事では紹介されていませんが、365日利用できます。
メリット:トイレと自販機、充電が24時間利用できる
EV用充電スタンドはコンビニ、高速道路のSAやPA、自動車販売店などに設置されていますが、24時間使えないところも多々あります。
そんな中、道の駅に充電スタンドを設置するメリットは24時間利用できること、そしてトイレや自販機があることです。
デメリット:お店が夕方になると閉まる
一方、デメリットは道の駅内のお店が夕方には閉店することです。
設置料全額補助!今後は普及する兆しあり
産経ニュース『「道の駅」のEV充電器設置 経産省が全額補助 来年度中に全カ所整備へ』によれば、道の駅でEV用の充電スタンドを設置する費用を国が全額補助する方針を決めました。そして、国は平成27年度内にすべての道の駅に充電スタンドを整備することを目指しています。
よって今後は、EV用充電スタンドがある道の駅は当たり前の姿になるでしょう。
田舎でEV用充電スタンドが普及するもうひとつの理由は、周辺にガソリンスタンドがないことです。例えば「よがんす白竜」の周りにはガソリンスタンドが2つありましたが、現在は営業していません。
(出典:Googleマップ)
近隣住民にとって、今までは給油するために家から遠いガソリンスタンドまで行くので大変でした。一方、家でも急速充電器でも充電できるEVやPHV(プラグインハイブリッド自動車)があれば便利です。
おそらく日産や三菱が自社のEVやPHVを普及させるために国に強く働きかけてEV用充電スタンドの設置料全額補助を進めたのではないのでしょうか。