超明るい自転車用ヘッドライトを比較
非常に明るい自転車用ヘッドライトの中から、「リチウムイオン充電池」と「単3充電池」の2つのタイプに分けて性能をそれぞれ比較します。
リチウムイオン充電池タイプを比較
リチウムイオン充電池を使用し、USB電源や家庭用電源から充電する自転車用のLEDヘッドライトの中で、非常に明るい光を放つ製品は次の表の通りです。
メーカー | キャットアイ | ジェントス | キャットアイ |
---|---|---|---|
製品名 | VOLT1700 | AX-000R | VOLT800 |
明るさ |
1,700 lm 10,000 cd |
1,000 lm 4,800 cd |
800 lm 6,500 cd |
点灯時間 |
ハイ :約2時間 ミドル:約5時間 ロー :約15時間 |
全点灯:約3時間 ロー :約12時間 |
ハイ :約2時間 ミドル:約3.5時間 ロー :約8時間 |
充電時間 | 約5.5時間~15時間 | 5時間 | 約5時間~11時間 |
電池交換 | 可能(別売の予備電池あり) | 不可 | 可能(別売の予備電池あり) |
残量確認機能 | あり | あり | あり |
重さ(電池含む) | 256g | 169g | 140g |
他の特徴 |
USB充電式。 急速充電可能。 |
USB充電式。 自動点灯・自動消灯・自動調光。 防塵・防水・落下耐久仕様。 |
USB充電式。 急速充電可能。 |
価格 | 約23,000円 | 約15,000円 | 約10,000円 |
(価格は2017年9月時点におけるAmazonや楽天での最安値を参照)
キャットアイ「VOLT1700」
キャットアイ社の「VOLT1700」は最大1,700 lmという、自転車用とは思えないほど明るい光を放ちます。また、電池は着脱式であり別売の予備電池を使えば、点灯時間を長くすることができます。
しかし、本体は重く、押しづらいボタンにより操作性が悪いことがデメリットです。
VOLT1700をハイモード(1,700 lm)で使うのであれば主に暗い山の中で、ミドルモード(500 lm)で使うのであれば主に暗い街なかを走行する用途に向いています。
ジェントス「AX-000R」
ジェントス社の「AX-000R」は本体内部に組み込まれた「スマートセンサー」と「ジャイロセンサー」により点灯や消灯、調光さえも自動で作動することが特徴です。
さらに防塵・防水・落下耐久性能を持ち、頑丈な作りになっています。
一方、電池交換が不可能なので長時間使用する用途には向いていません。
キャットアイ「VOLT800」
キャットアイ社の「VOLT800」は最大800 lmの明るさを誇り、電池は着脱式であり別売の予備電池を使えば、点灯時間を長くすることができます。
しかし、点灯時は本体が非常に熱くなり、押しづらいボタンにより操作性が悪いことがデメリットです。
VOLT800をハイモード(800 lm)で使うのであれば主に街灯のない田舎道で、ミドルモード(400 lm)で使うのであれば主に暗い街なかを走行する用途に向いています。
単3充電池タイプを比較
単3の乾電池や充電池が使える自転車用のLEDヘッドライトの中で、非常に明るい光を放つ製品は次の表の通りです。
メーカー | キャットアイ | ジェントス |
---|---|---|
製品名 | ECONOM FORCE HL-EL540RC | AX-002MG |
明るさ |
170 lm 4,000 cd |
200 lm 2,200 cd |
使用電池 |
単3形ニッケル水素充電池×4本 単3形乾電池×4本 |
単3形ニッケル水素充電池×3本 単3形乾電池×3本 |
点灯時間 |
ハイ:約2時間 ロー:約9時間 |
High:約6時間 Eco :約12時間 |
残量確認機能 | あり | あり |
重さ(電池含む) | 227g | 150g |
他の特徴 | 明るさがほとんど変わらない一定光量ライト | 対向車に優しい光を放つ |
価格 | 約4,000円 | 約3,000円 |
(価格は2017年9月時点におけるAmazonでの最安値を参照)
キャットアイ「ECONOM Force HL-EL540」
キャットアイ社の「ECONOM Force HL-EL540」は、4,000 cdの光でよりワイドな場所を照らすことができます。また、消灯間際まで明るさがほとんど変わらない一定光量ライトを採用しており、他の同スペックのライトより長時間使えます。
しかし、本体は大きくて重く、電池の出し入れがしにくく、防水性能は低く、スポットライトのような配光で照射範囲が狭いため、道を曲がる際には危険を伴います。
ジェントス「AX-002MG」
ジェントス社の「AX-002MG」は対向車へのまぶしさを軽減させているヘッドライトです。
しかし、電池の出し入れがしにくく、防水性能は低く、本体上部にも光を放つためまぶしいです。そのため、黒いテープなどを利用して光を遮断する工夫が必要となります。