WiMAXはデータ通信し放題だが13.3Mbpsに低速化
WiMAXはデータ通信し放題のメリットがある一方、WiMAX1の帯域が2+に回され、下り最大13.3Mbpsの通信速度へ低速化します。
そこで、新WiMAXのメリット・デメリットを検証します。
データ通信量は無制限
LTEは通信制限があり、データ容量あたりの単価も高いです。携帯大手3社の前プランではデータ容量は7GBまで、料金は5700円でした。
一方WiMAXは、通信制限がなく使い放題です。料金は月5,000円程度で、携帯大手3社のように2年間の縛りもありません。(縛りがある格安プランもあります。)
ただし、WiMAX2+は(後述しますが)月間7GB制限、2年または4年縛りが導入されています。
デメリット1:エリアが狭い
WiMAXはデータ容量を気にせず通信することですが、エリアが非常に狭いです。しかも、WiMAXは高周波帯を利用しているため、エリア内であっても圏外になることがあります。
田舎ではWiMAXを使える場所はほとんどありません。しかし、ド田舎でも基地局の関係でWiMAXが使えるところがあります。
実際に私の住んでいる田舎でも、自宅から5km先の山奥は、なぜかWiMAXエリア内です。
デメリット2:通信速度が遅い
WiMAX2+を現在の下り最大速度110Mbpsから220Mbpsへ上げるため、WiMAX1の帯域が2+に回され、WiMAX1の通信速度は下り最大40Mbpsから13.3Mbpsに低速化します。
そのため、通信速度を高速化したいWiMAX1ユーザーは、契約解除料・登録料・端末代金が無料で、指定のWiMAX2+対応ルーターに交換することになります。
そもそも、WiMAXは2+の速度制限がされてもノーリミットに切り替えてデータ通信量無制限で40Mbpsの高速通信できることを開始当初約束していましたが、これからはノーリミットで13.3Mbpsになります。
いずれは、データ容量が7GB制限へ
BLOGOS「ガッカリ、WiMAX速度1/3に。着々と進む"他社と横一線"速度制限への道」で紹介されていますが、LTEを導入している他社と同じく、データ容量の制限が予定されています。
制限されるデータ容量は、おそらく現在の「ハイスピードエリアプラスモード」プランで導入されている月間7GBでしょう。
ついでに、データ容量の制限が月間7GBの理由は、98.7パーセントのスマホユーザーが月間データ使用量7GB未満だからです。
低速・使い放題プランか、高速・通信制限ありプランに2極化
今後は、低速・使い放題のWiMAXか、高速・通信制限ありのWiMAX2+の2極化したどちらかのプランを選ぶことになります。
そもそも、WiMAXは高周波帯を使用しているので屋内に弱く、当然ですが、実際の速度は公表値の数分の1の速度となります。
これからの新WiMAXに向いているユーザーは低速でもいいのでデータ通信を気にせず使い人か、屋外で高速通信したい人ですね。