DIYで建てる!移動できる小型住宅「タイニーハウス」
人口の6パーセントがトレーラーハウスで暮らすアメリカでは、6畳程度の移動可能な小型住宅「タイニーハウス」が少し流行しています。そんなタイニーハウスをDIYで合法的に建てる方法を紹介します。
車輪をつけると軽車両扱いになりDIYで合法的に家を建てることが可能
日本の法律では、下の写真のキャンピングトレーラーのように車輪があり、内燃機関がない場合、建築物ではなく「軽車両」として扱われます。
(出典:Wikipedia「キャンピングトレーラー 」)
軽車両は固定資産税や自動車税がいらず、何より建築確認が不要なので、建築士免許を持たない一般人であってもDIYで合法的に家を建てることが可能です。
しかし、タイニーハウスを建築物とするのか、軽車両とするのかは自治体の判断に委ねられています。
ライフラインの接続方法によっては建築物となる
また、日本トレーラーハウス協会「法的基準について」によれば、水道・電気・ガスといったライフラインの接続方法が工具を使用しないで着脱できないと、建築物として扱われます。
そこで、タイニーハウスを軽車両として扱われるために、ライフラインの設置方法を工夫して法律上の問題点をクリアする方法を紹介します。
上下水道
最大の問題点は上下水道の確保です。上水道は地下水または湧き水を、取り外し可能なホースを使ってタイニーハウスに供給することで法律上の問題をクリアできます。
下水はいったん住宅内の汚水タンクに貯め、地下に設置した浄化槽に取り外し可能なホースを使って流す仕組みを採用すれば法律上の問題をクリアできます。
電気
電気は自家発電機や太陽光発電を採用することになります。
アメリカの田舎にある電気が通っていない地域では、灯油ランプを照明器具として使っていますが、タイニーハウスでも同様にできるだけ電気を使わない方法を採用することになります。
ガス
ガスはプロパンタイプやカセットタイプを利用することになります。