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震災に強い暖房器具はドレ?

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電気やガス、薪、ペレット。復旧にかかる日数を比較し、震災(災害)に強い暖房器具を考えます。そして、暖房器具のランニングコストを比較します。

復旧するのに数か月かかる

下の図は、東日本大震災の際、被災3県(岩手県、宮城県、福島県)における電気やガスの復旧にかかった日数です。

東日本大震災の被災三県におけるインフラの供給不能戸数の推移
(出典:みずほ情報総研「東日本大震災を踏まえた今後のLPガス安定供給の在り方に関する調査」

電気は数日で復旧する

エコガス生活「LPガスと都市ガスは何が違うの」によれば、新潟県中越沖地震の際、電気は2日間でほとんどの世帯が復旧しています。

新潟県中越沖地震におけるライフライン復旧グラフ
(出典:エコガス生活「LPガスと都市ガスは何が違うの」)

しかし、東日本大震災のように、電気であっても復旧に3ヵ月かかる場合もあります。

プロパンガスも早い

プロパンガスも同様に、新潟県中越沖地震の際は、翌日にほとんど世帯が復旧しています。

しかし、東日本大震災のように、復旧に1ヵ月以上かかる場合もあります。

都市ガスやガソリンスタンドは復旧が遅い

都市ガスは震災に非常に弱く、復旧に数か月を要します。

地震により道路が寸断されてタンクローリーが走れないため、ガソリンスタンドも復旧が遅く、ガソリンや灯油も手に入りくい状況が長く続きます。

対策は薪ストーブ、暖房器具の組み合わせ、カセットガス

そこで、電気やガスが復旧するのに数か月かかった東日本大震災並みの規模を想定して、震災時にも強い暖房器具を調査しました。

次の3種類が震災に強いです。

  1. 薪ストーブ
  2. ペレットストーブ+非常用電源
  3. カセットガスストーブ

薪ストーブ

震災時に1番役立つのは薪ストーブです。理由は、電気が不要で燃料(薪)を大量に備蓄できるからです。

ペレットストーブ+非常用電源

ペレットストーブも同様に燃料(木質ペレット)を大量に備蓄できるため、安心です。ただし、ペレットストーブは数十ワットの電気を使います。

そこで、ペレットストーブの停電対策でも紹介しましたが、非常用電源を使えば、停電時でもペレットストーブが使えます。

非常用電源は移動できるので、電気の通っている地域へ蓄電しに行き、電源を確保するといった使い方もできます。

カセットガスストーブ

カセットガスは大量に備蓄できるため、電気が不要なカセットガスストーブも震災時に役立ちます。

ただし暖房性能は低いので、真冬に使用する際は複数のカセットガスストーブが必要になります。

ランニングコストを比較

下の表は灯油、都市ガス、プロパン(LP)ガス、薪、ペレットストーブ別のランニングコストを比較したものです。(燃料の調達価格は、私が住んでいる地域で入手できる価格を参考にしたものであり、地域によって大きな差があります。)

暖房器具別ランニングコスト
燃料 単位当り発熱量 調達価格 価格/1,000kcal
灯油(店頭) 8,600kcal/L 1260円/18L 8.1円
灯油(配達) 8,600kcal/L 1350円/18L 8.7円
木質ペレット 4,600kcal/kg 495円/10kg 10.8円
4,100kcal/kg 100円/kg 24.4円
プロパンガス 24,000kcal/m3 600円/m3 25.0円
都市ガス 11,000kcal/m3 314円/m3 28.5円
電気 860kcal/kW 25円/kW 29.1円
カセットガス 11830kcal/kg 200円/250g 67.6円

(価格は税込み、2016年1月時点の価格を参照)

ランニングコストが低いのは木質ペレットと灯油です。一方、最もコストが高いのはカセットガスです。

日々の燃料費を抑えて震災対策を両立するにはペレットストーブが向いています。一方、普段は灯油ストーブで震災時のみカセットガスストーブを使う方法もあります。

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