コンポストトイレ比較

水を使わず、設置が簡単なコンポストトイレ(バイオトイレ)を比較します。

3製品を紹介

コンポストトイレはネットショップでいくつか販売されており、その中でエコ・クリーン社の「自然にカエル」、エール・ケア社の「ぬくもり」、Sun-Mar社の「エクセル」を紹介します。

エコ・クリーン「自然にカエル」

エコ・クリーン社の「自然にカエル」は、本来は下の動画のように生ごみ処理機として使います。

しかし、記事「電気と水を使わない!コンポストトイレ」で紹介しましたが、「自然にカエル」をコンポストトイレとしても使えます。

「自然にカエル」の魅力は、本体と便座合わせて2万5千円という低価格です。

一方、「自然にカエル」の問題点は、換気ファンとヒーターがないため微生物の活動が遅く、水分が蒸発しにくく、匂いもすることです。

よって、キャンプや災害用といった数日だけ利用する場合に向いていますが、常時使用を想定したコンポストトイレには向いていません。

エール・ケア「ぬくもり」

(現在生産終了)

エール・ケア社のコンポストトイレ「ポータブル型バイオトイレ ぬくもり」は介護用品として使用されている製品です。価格は12万円以上しますが、ご家族に介護保険の要支援・要介護の認定者がいれば非常に安く買うことができます。

しかし排気ホースの設置が必要なため、場所によっては設置できない場合があります。

Sun-Mar「エクセル」

Sun-Mar「エクセル」
(出典:コンポストトイレの庭仕事ひろば「エクセル」

Sun-Mar社のコンポストトイレ「エクセル」は1971年に最初に発明されて以来、全世界で最も多く使われているコンポストトイレです。歴史が長い製品は故障率も低いので、おそらくエクセルも故障率が低いでしょう。

処理能力は毎日2人分もあり、臭気も少ないです。

電気代は月2,000~3,000円かかり、本格的なコンポストトイレがほしい方に向いています。

エクセル以外にも、Sun-Mar社は電気不要のモバイルタイプや水洗式タイプなど、ラインナップが豊富です。

まとめ

最後に、エコ・クリーン社の「自然にカエル」、エール・ケア社の「ぬくもり」、Sun-Mar社の「エクセル」のスペックを徹底的に比較します。

コンポストトイレ比較
エコ・クリーン
「自然にカエル」
エール・ケア
「ぬくもり」
Sun-Mar
「エクセル」
処理能力 1人1日分以下 1人1日分・2,500cc 2人分
電気代 0円 960円/月 2,000~3,000円/月
その他費用 便座:2,000~5,000円
ピートモス:400円
米ぬか:数十円
くん炭:数百円
補充バイオチップ: 5,500円/3~6ヶ月
排気ホース取付用部品 :8,800円
消臭原液500ml :1,500円
広葉樹のチップ、モミガラ、腐葉土など:数百円/月
コンポストクイック1,000ml:1,500円
匂い 多い 少ない 少ない
撹拌(ハンドル操作) 手動 ボタン操作 手動
排気ホースの設置 不要 必要(オプション) 必要
サイズ(mm) H418
W428
D340
H860
W600
D750
H844
W571
D 838
その他特徴 液体は分解に時間がかかるので、小便は他の容器に入れる必要あり。
トイレットペーパーは燃焼する必要あり。
介護保険対象商品のため、介護保険利用者はお得になる。
キャスター付きで移動しやすい。
一般的なトイレより便座の位置が高くなっており、足置きが必要。
介護用トイレには不向き。
モバイル用や水洗式用など様々なモデルがある。
価格 19,800円 現在生産終了 283,500円

(価格は2017年10月時点、税込み)