auのデータ通信は3日間使い放題

auのデータ通信を上手に使えば、追加料金なしで速度制限を受けずに3日間(計61~63時間)だけ、高速LTE通信が使い放題です。

追記:2015年8月から2日間だけ高速LTE通信が使い放題です。また、現在では内容が変わっている可能性があります。

それでは、詳しい解説をしていきます。

追加料金なしでデータ通信は毎月20~30GB

私は、auの回線を利用してデータ通信を毎月20~30GB使用しています。
月間のデータ通信量

追加料金を払ってデータ量を増やした訳ではありません。

auのデータ通信を上手に使って、3日間(計61~63時間)だけの使い放題の時に、動画や更新ファイルなどの大量のデータをダウンロードしているのです。

では、auの特殊な通信事情を紹介します。

通信制限されるのは翌日の13時、37時間使い放題

データ通信量が一定値(例えば旧料金プランの上限値:7GB)を超過した場合、ドコモ・ソフトバンクは通信速度を最大128kbpsに制限されます。

しかしauの場合、通信制限されるのは翌日の13時頃。つまり、27時間はデータ量を何GB使用しても通信制限されません。もちろん、追加料金や違約金もいりません。

終日は制限なし、24時間使い放題

通信速度を最大128kbpsに制限されていても、auの場合、終日(例:7月31日)には制限が解除され、データ通信が24時間使い放題です。

追記:2015年8月から終日の制限解除はなくなりました。つまり、終日になっても通信速度が最大128kbpsに制限されます。

速度制限されないのは、周波数が他とは違うから

そもそもデータ通信の制限に大きな違いが生まれる原因は、au・ドコモ・ソフトバンクが使用している周波数が違うからです。

LTEの周波数
  ドコモ au ソフトバンク
Android iPhone 6 Android iPhone 6 Android iPhone 6
FD-
LTE
2.1GHz
(バンド1)
○(人口カバー率91%)
1.8GHz
(バンド3)
○(都市部中心) ○※1
1.5GHz
(バンド11)
○※2 ×
1.5GHz
(バンド21)
×
900MHz
(バンド8)
△※3
800Hz
(バンド18)
◎(人口カバー率99%)
800Hz
(バンド19)
TD-
LTE
2.5GHz
(バンド41)
○※4 ○※5

(上の表は横にスクロールできます)

「○」は利用できる周波数。「◎」は利用でき、全国規模でエリアが構築されている周波数。「△」は端末は対応しているが、まだキャリアでの提供が始まっていない周波数。「×」はキャリアでは提供されているが、端末側が対応していない周波数。「―」はそもそもそのキャリアでは提供されていない周波数。
※1:ワイモバイル(旧イー・モバイル)のネットワークを利用
※2:2014年夏モデルでも非対応の端末がある。
※3:極一部の地域でのみサービスを提供している。
※4:UQコミュニケーションズのネットワークを利用。
※5:WCPのネットワークを利用。

(出典:アスキースマホ総研「スマホ総研がiPhone 6 Plusの使用感と速度を早速チェック! (3/4)」

auの800Hzのプラチナバンドは、「つながりやすく」「エリアも広い」です。データ通信に余裕があるため、ドコモ・ソフトバンクのように厳格に制限する必要がありません。

注意:800Hzが使えない機種もある

iPhone5はauの800Hz高速LTE通信に対応していません。3日間のデータ通信し放題にするには、おそらくiPhone5s/5cのように800Hz高速LTE通信に対応した製品を使う必要があります。

追記:2015年8月から2日間使い放題へ

以前までauのデータ通信は3日間使い放題でしたが、2015年8月から終日の制限解除がなくなったため2日間使い放題へ変わりました。